波
たまに、ものすごくたまーに負の感情が津波のように押し寄せることがある。
そういう時は、だいたい好意をもつ人とうまくいっていない時である。
何かしてあげたのだから、これくらいいいじゃないかと、見返りを求めてしまったり
常識を勝手にあてはめて、おかしくないかと思ってみたり。
この負の感情を誰かにぶつけて同意を得ることは少ない。よって自己完結することがほとんどだ。
自分でもわかっているのだ。いかに正しいことを言ってそうでも、誰かを非難するということは良い印象など与えない。
嫌いな人にいくら嫌われようと知ったことではないが、好意的な人に無視をされるとすごく辛い。さすがにこたえる。
隙間の多い本棚のように、バタリバタリと倒れていく。
失われた巻が戻り本が倒れなくなる日はくるのだろうか。