徒然若草

心にうつることを、できるだけ言葉にしたい。

メモ

広く広く澄んだ秋晴れ。

日は西に傾き、かすかに茜が差していた。

 

校庭にはたくさんの子どもたちが遊んでいる。しかし、その喧騒は聞こえない。

 

時が止まればいいと思った。

このまま、なにも変わらない、変えないままに。

それでも、日は傾き、寄り添う影は長く長くのびて……やがては波にのまれていくのだ。