2019-11-12 メモ 広く広く澄んだ秋晴れ。 日は西に傾き、かすかに茜が差していた。 校庭にはたくさんの子どもたちが遊んでいる。しかし、その喧騒は聞こえない。 時が止まればいいと思った。 このまま、なにも変わらない、変えないままに。 それでも、日は傾き、寄り添う影は長く長くのびて……やがては波にのまれていくのだ。